※注意・裏のネタバレしてます
MAP1までみればOK
ギグの高笑いが聞こえる
それに反して、自分の心はいつもより落ち着いているのは何故?
「おい!相棒!これで胸糞ワリィ奴等をぶっ殺せたな!!」
「・・・・・・・・・」
足元には血溜り、青い床が赤く染まっていく
二つの死体が横たわっている
まるで、親子のように
「な〜にが愛してるだよ!利用するために育てた奴が!」
「・・・・・・・・・」
ひとつは、自分の恩人という名の利用者と
ひとつは、・・・・・あれ、なんだろう
自分の世界に波紋が広がる
けれど、もうそれを止めるすべはない
止めるべき理由も無い
自分で望んだはずだから
でも、何故
赤く広がる血を見ていると
口元が上がっていくのが止まらない
けれど、同時に
眼から零れる雫を止められない
ああ、これはいったいなんの涙だ
涙を止める為の、食い込む爪が血で滲む
けれど、零れる涙は止まらない
悲しいせいなのか、寂しいせいか
それとも痛いから、か?
どれにしても
その感情を理解するのには
もう自分は『それ』を失ってしまった