封神演義




、待ってるさ、すぐに戻ってくるからさ

そしたらさ、一緒に・・・




――――天化が死んで、隣に誰もいなくなっ、て

温もりが消えてしまって


目を閉じても
手で顔を覆っても


私は・・・



「太公望・・・」


彼の姿を見たのはもう遠い記憶
薄暗い部屋なので表情は分からなかったけど

「・・・すまぬ・・・」
「天化は・・・?」
「・・・・・・」

寝台の中から手を伸ばして、縋るように太公望の手を握った
触れた際に、手が強張ったの、は

「来ないん、だ・・・・・」
「・・・ああ」

彼の声は、憔悴していた
たぶんこれは私の責任、この部屋でいくつ夜を迎えたか
ああ、太公望が気に病む事などなにもないのに

、わしは」
「言わないで、分かっているの・・・」

その先の言葉に意味はない

「まだ、大丈夫・・・」


・・・・あの笑顔が思い出せなくなってき、て

天化の姿は闇の中に消えていくけれど


ま、だ





まだ、私は