X




「昴、私ね昴の事、好きだよ」



ずっと昔から



桜守塚を殺した後、神威に助けてもらわなければ

昴は死んでいた


ううん、死のうとしていた

それはこの世には、もう何も未練が無いと言うこと



「・・・


「昴は、あの人ことを好きになっちゃったけど」



あの事件から昴は、私の事なん、て




「・・・・・・・・」

「私達小さい頃からいたよね」


遊んだり、修行もしたね
仕事だってやってきた


なのに


「なんでかな、私の存在なんて昴にとって」



生きる希望さえ為りはしなかった





存在の糧